腕時計をTPOに合わせて使いわけている人や、何本も収集している人は、その保管方法も配慮する必要がある。精密な腕時計は保管環境の影響を受けやすく、悪状況下では故障してしまうことも考えられる。そうならないためにもフランクミュラーは正しい収納について学んでおこう。
フランクミュラーを長い間使い続けるためには、湿気や水気、極端な高低温、直射日光を避けた場所に保管するのが基本。保管場所によって時計の寿命は大きく変わってくる。
また、就寝時などに外す時は、時計同士やスマートフォン、パソコンといった強い電磁波が出るものの近くに置くのは避けよう。腕時計は磁気に弱いので時計の精度が落ちたり狂ったりするおそれがある。 もしもそうなったら、お店で磁気抜きをしてもらわなければいけない。
家で日々の保管を考えるのであれば、埃を防止する意味でも、購入時についてくる箱に保管することや、ワインディングマシーンを購入して保管することをおすすめする。また、真夏の車の中に置いておくのは防犯的な意味も含め、非常に危険なのでやめておこう。
機械式時計は磁気を帯びると正確に時を刻まなくなってしまう。それを避けるには、日常生活において磁場を発するスマートフォンやパソコン、テレビなどに触れさせないこと。強い磁力を発生させる電子レンジの側などはもってのほかだ。
数本の機械式時計を持っているなら、頻繁に使用しない時計が出てくるはず。そんな時には購入時に入っていた箱に保管。文字盤の焼けにつながる直射日光やムーブメントの精度を損ねる湿気を避けることで永遠のパートナーになる。
時計を保管する場所は、長期間でなくてもムーブメントに影響を与えない場所を選びたい。パソコンやテレビの近くやスマートフォンの近くなどは特に避けたい場所だ。また時計の置き方にも注意を払ってほしい。機械式時計の場合、最も精度が確保される置き方は風防を上にする置き方か、もしくはリューズを下にする置き方が良い。
機械式、クオーツ式を問わず腕時計はとてもデリケートな精密機械。だから埃や湿気の多い場所に長時間にわたって置くと、精度に影響したり、故障の原因になったりする。着用していないときにどのような場所に保管するかは、長い目で見れば時計のコンディションを大きく左右することになる。
機械式、クオーツ問わず、腕時計は非常にデリケート。埃や湿気の少ない環境以外にも、こんな場所には絶対置いてはいけない。
金属製の歯車、それも非常に小さな質量のもので構成されているムーブメントにとって強い磁気は最も苦手とするところ。テレビやパソコンなど磁気は誤差やトラブルの原因に。
パソコンやテレビ、コンポのスピーカーなどの 機器は、電源が入ることで強い磁気を発する。そのため腕時計を近づけると時計が帯磁し、精度などに異常をきたす可能性。
スマートフォンも磁気を発しているので、帯磁する危険性がある。同様に携帯電話やiPadなどのタブレットも同様だ。バッグの中に一緒に入れる際などは要注意。
ついやってしまいがちなのが、スマートフォンやタブレット、パソコン本体の上や隣に腕時計を置いてしまうこと。スマートフォンやタブレットなどの通信機器の多くが磁気を発生する作りになっており、腕時計が帯磁する危険が大きい。
同様に、外出中にバッグの中に一緒に入れる人もいるが、これも厳禁。バッグには開封を容易にできるようにマグネットを使っているものもある。知らず知らずのうちに帯磁させてしまう。
温度変化による金属の膨張や縮小は、ムーブメントの内部の摩擦抵抗を増やし、トラブルや誤差の大きな原因になりかねない。また湿度もムーブメントには大敵だ。
タンスの中に大切な時計を保管することもありうるが、樟脳入りのタンスは避ける。樟脳は時計の中まで乾燥させるため、内部の油を変質させてしまうのだ。
テーブルや本棚などの上に何気なく腕時計を置いている人も多い。机や棚の上などの高い場所に腕時計を保管すると、誤って落下する恐れがある。危険を回避するためにも、置く場合は落下の危険性がなく、直射日光が当たらずに湿気や埃が少ないところがベスト。
水や火を扱うキッチン周辺などは、コップの水がこぼれたりキッチン周りの湿気が腕時計に侵入したりする恐れがある。また、近年増えたIHコンロは磁力線を発しているため帯磁する危険あり。料理するときも腕時計を外すこと。
水や火を扱うキッチン周辺などは、コップの水がこぼれたりキッチン周りの湿気が腕時計に侵入したりする恐れがある。また、近年増えたIHコンロは磁力線を発しているため帯磁する危険あり。料理するときも腕時計を外すのが正解だ。
腕時計は上記で示したような環境で保管してはならない。直射日光や高温多湿、埃が多い場所もやめておこう。安心なのは、専用ケースに収納して、安全な場所を決めて保管すること。安全なだけでなく、保管場所を一定にすることで、着用しようと思ったときに見つからないといったことも回避できる。
専用のケースは種類が豊富で、自宅での保管だけでなくコレクション目的の見せる収納が可能なタイプや、ワインダーと呼ばれるゼンマイ巻き上げ機能付きのもの、旅行時の携帯性に優れたものなど収納本数も含めて種類が多いので、用途に合わせて選ぼう。
出張や旅行などの携帯用に使えるのはもちろん、修理依頼などで宅配する際にも使える。愛機を傷付けずに保管するためにも持っておくと便利だ。
複数本の腕時計を収納できるウォッチボックス。仕切りがあるため、1本ごとに独立した状態で保管でき、お気に入りの愛機をいつでも眺められる。
電源を入れると時計収納部がゆっくりと回転し、自動巻き式時計のゼンマイを巻き上げてくれる。時計回り・反時計回りの切り替えが可能なタイプも。
日々の使い方とメンテナンス方法