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ブレスレット・ベルトの外し方

ラグ周辺の掃除を行う場合や別ストラップへの付け替えの際、ブレスレットやベルトを外す必要がある。作業自体は単純だが、乱暴に扱うとケースを傷付ける恐れがあるので、工程をマスターして丁寧かつ慎重に作業すること。

ブレスレット・ベルトの外し方

ブレスレットやベルトを外すのは要領さえ押さえれば簡単

専用工具バネ棒外しを使ってストラップを取り外す。一見、難しそうなストラップ外しだが、要領さえ押さえれば簡単。解説する工程に従って、ケースなどを事故がないように心がけよう。

専用工具を使って、バネ棒を慎重に外していくこと

ラグ周辺のクリーニングやストラップ交換の際、プレスやストラップを外す必要がある。バネ棒外しがあれば、それを自分自身で行うことが可能だ。作業自体は決して難しくないが、乱暴に扱うとケースやブレスを傷つける恐れがあるので、作業工程をマスターして、丁寧に作業することが重要だ。

実際の外し方

1.傷をつけないためにセロテープで保護

バネ棒が飛び出してラグ.周辺を傷付けることがないように、ラグ全体にセロテープを貼って保護。ラグを囲うようにセロハンテープを貼って、包み込むようにすると良い。あらかじめ貼りやすい大きさにカットしておこう。

2.バネ棒外しを差し込み、バネ棒を縮込ませる

セロテープの保護ができたら、ラグとベルトの間を確認。バネ棒外しの先端は、二股のツメのような形状になっている。そこでバネ棒を引っかけ、バネを押し下げる。ラグとストラップの隙間を確認して、バネ棒外しの二股サイドを差し込む。ラグやベルトを傷めないように慎重を期する。正しく挿入できれば、伸縮するバネ棒を縮込ませることができる。

3.バネ棒をラグの穴から外す

縮込ませたバネ棒を取り出す際、バネ棒外しでその先端を押さえたままゆっくりとずらす。このときバネ棒が急に飛び出して紛失しないよう、細心の注意を払わなければならない。取り外したバネとバネ棒は、なくさないようケースに収納したり、セロハンテープを貼ったりして保護しよう。

4.片方を外せばもう片方も外れる

バネ棒の片側を外せば、あとは簡単にベルトを外すことができる。これでベルトの手入れもしやすくなる。取り外したバネ棒は無くさないように注意しよう。

5.装着させる場合

ブレスやベルトをケースに装着させる場合は、ラグにセロテープを貼った後、逆の手順でバネ棒の片方をラグ穴に入れ、もう片方のバネ部分をバネ棒外しで押し下げた状態でラグの穴へと差し込む。両方の穴にバネ棒がしっかり収まったら完了だ。

ラグ穴が開いている場合の外し方

腕時計によっては、ラグのサイド表面まで穴が開いているものもある。このタイプはラグ横の穴にバネ棒外しを差し入れ、バネ棒を押し込む。バネ棒が穴から外れた感触があったらバネ棒外しを離し、ゆっくりとずらしながらベルトを外す。

ラグ穴が貫通している場合

腕時計によっては、ラグのサイド表面まで穴が開いているものがある。このタイプは、バネ棒外しの先端が細い棒になっている方でバネ棒を縮込ませれば、ブレスやストラップを簡単に取り外せる。

バネ棒とは

バネ棒とはその名の通り、両端にバネが入った棒状のパーツ。腕時計のブレスやストラップは、このバネ棒によってケースに接続されている。通常、バネは伸びた状態だが、押されると縮まる仕組みになっている。