All about FRANCK MULLER

正規のオーバーホールはこんなことを行う

緻密かつ大胆な発想で製作されたフランクミュラーを、日本の愛好家に末長く愛用するためには、製品の故郷でもあるウォッチランドの時計製作工房に比肩する完璧で細心のアフターケアが、絶対の条件となる。

正規のオーバーホールはこんなことを行う

正規代理店のメンテナンス

フランクミュラーの正規代理店であるワールド通商株式会社では、スイスのジャントウにあるウォッチランドの時計製作工房に完璧に準拠した厳密なメンテナンスを行っている。

現在、東京・銀座にあるテクニカルサービス部のメインフロアでは、主にグランド・コンプリケーションなどを手掛けるベテラン時計師のもと、12名の時計師たちが、万全の体制でフランクミュラーをはじめとした複雑時計のメンテナンスに取り組んでいる。

ベテラン時計師が慎重に分解、洗浄、調整、注油などを行う

たとえば、オーバーホールの依頼を受けたフランクミュラー製品は、テクニカルサービス部のベテラン時計師により、ひとつひとつ慎重にパーツ単体の状態へと分解されていく。

その後、分解されたパーツ類は、時計技師によって丹念に手洗いをされた後、メンテナンス専用洗浄機を使用して綺麗にリンスされ、調整と注油を施された後、再び組み上げられていく。

複雑な時計は特別な場所で行う

トゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーなど、コンプリケーション系ムーブメントのメンテナンスは、想像を遥かに越えた緻密な作業となるため、メンテナンス専用フロア内に設けられた時計技師の個室で特別な作業を行う。

ミニッツリピーターなどは音色の調整だけで3日間かけるなど超絶時間をかけている

ミニッツリピーターの音色の調整作業などは、聴覚を著しく酷使するため、迪常、調整だけで3日間ほど時間をかけてジックリと作業を行っていく。