All about FRANCK MULLER

フランクミュラーについて

フランクミュラーは、天才時計師フランクミュラーが1992年に創設。同社のトノーケースは三次元曲線の美しさを極め、文字盤にはアール・デコ調のインデックスを組み合わせ、これが世界的に大ヒット。1999年に、ルーレットを再現した「ヴェガス」、2003年に、ランダム配置したインデックスを針がジャンプして表す「クレイジーアワーズ」を発表して話題に。

フランクミュラーについて

独創的なモデルを生み出し時計界に衝撃を与えた

1992年、フランクミュラーにより創業。ダブル・ジャンピンクアワー、ミニッツリピーターなどコンプリケーションウォッチを発表。1998年には世界最小のトゥールビヨン、2000年にはルーレットを装備したヴェガスなど、独創的なアイデアで時計業界に革新をもたらした。

ダイヤモンドなどを装飾したラグジュアリーウォッチの発表も記憶に新しい。わずか創業20年あまりで偉業を達成した稀有のブランドだ。

幼少期から時計作りに目覚めていた

幼少期から時計作りに目覚めていた

フランクミュラーは、1958年、時計成業で有名なスイスのラ・ショートフォンに生まれた。時計とその仕組みに心を奪われた彼は、幼い頃から時計づくりに目覚め、才能を育んできた。

ジュネーブ時計学校では単位をわずか数年で修得し、最高賞を含め数々の優秀賞を授与され、卒業と同時に著名なコレクターやミュージアムなどから、希少な時計の修理を依頼された。

それまでポケットウォッチだけに搭載されていた複雑機能を腕時計に搭載するという夢のようなコンセプトを描き、以来、トゥールビヨンを始めとするモデルなどの世界初の超複雑腕時計ばかりか、数多くの新案特許を発表し続けてきた。

想像を遥かに超えた情熱をその時計に注ぎ続けている

その後、フランクミュラーは、自らの会社を設立し、一人でも多くの時計愛好家が、自身の時計作成技術を身につけることができるよう、新たな道へ踏み出した。フランクミュラーの誕生は、そこから生み出される複雑で洒脱な逸気時計の数々も、彼の豊かな才能を前にすると、まだまだ、小さな成果に過ぎないかもしれない。

厳格なスイス人の父から精密機械への拘りを学び、陽気なイタリア人の母から美しいものを愛でる感性を授けられたフランクミュラーは、つねに自分に相応しい時間の創造へ向け、想像を遥かに超えた情熱を注ぎ続けている。

フランクミュラーは工芸品

フランクミュラーは独自の世界が表現されており、その比類ないクラフトマンシップによって、時計づくりの最高位にランクされる高度な技術を世に知らしめるのものとした。

その時計は、会社が創設された1991年以来つねに一貫した精神で作られており、フランクミュラーの腕時計はその一品一品が職人の手作業によって調整および仕上げされた、いわば「工芸品」だ。

時計を確認するという時計本来の役割を考えると、決して実用的とはいえないものかもしれないが、独創的なアイデア、複雑な機構、ポップなデザインが融合されたまさに唯一無二のオリジナリティがある時計。それがフランクミュラーだ。

トノーの魅力を再認識させた大人時計

トノーカーベックス グランギシェ

100年以上もの歴史あるブランドと肩を並べ、最高峰に上り詰めたフランクミュラー。最大の特徴は何と言っても類を見ない曲線が見事なトノーケース。瞬く間に世界を席巻しただけに、見慣れてしまったように感じるが、それまでの時計には全くなかったデザインを登場させた衝撃は計り知れないものであった。

完成度の高さから多くの代表も出るがトノーケースを採用。近年登場した角型モデルもトノーケースのフランクミュラーだからこそインパクトは強烈なものとなっており、トノー型ではないものの、1本筋の通ったフランクミュラーならではの美意識を感じさせる。

クレイジー アワーズ

また、形状のほかにクレイジーアワーズに代表される真似のできないコンプリケーションモデルを数多く発表してきた。他にはない美しい曲線を持ったトノーケースにも満足することなく、あらたな機構への挑戦には脱帽されられるばかりだ。

トノー型を現代に広めたフランクミュラーの功績

カサブランカ

1990年代の機械式時計復興とともに復活したケースデザインのひとつがトノー型。その立て役者はなんといってもフランクミュラーだ。

まだ小工房の時代ガラスで彼はトノーケースを多用。他社のトノーが平面的なのに対し、彼のケースは立体的な3次元トノーカーベックスであり、その後「カサブランカ」でも彼はトノーケースを使用。フランク=トノーの公式がこれで完成し、フランクの名を世に知らしめた